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正恩氏、グアム「保留」なら日本標的か “弱気”発言のウラでミサイル発射準備着々 (1/3ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、脅えているのか-。米領グアム沖への弾道ミサイル発射に、軍事的報復も辞さない姿勢を見せるドナルド・トランプ米政権に対し、正恩氏がグアムへの攻撃を「保留する」とも受け取れるような発言をしたのだ。一方で、米CNNは、北朝鮮がミサイル発射準備を進めていると報じた。米国の怒りを避けて、再び日本周辺にミサイルの照準を変える可能性もある。核とミサイルで世界を脅し続けてきた「狂気の独裁者」の暴走を許してはならない。

 「the foolish and stupid Yankees(=愚かで間抜けなヤンキー)」

 北朝鮮の国営メディア、朝鮮中央通信(英語版)は15日、正恩氏が、グアムへの攻撃計画を準備している朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察した様子を報じた。正恩氏は、米国を小バカにするような「ヤンキー」という表現を使ったうえで、「米国の行動をもう少し見守る」と話したという。

 「見守る」という表現は、国際社会の猛反発を無視して弾道ミサイル発射を繰り返してきた過去の行動から比べると、明らかにトーンダウンしている。

 ただ、正恩氏は視察で、「米国の無謀さが一線を越え、射撃が断行されれば、痛快な歴史的瞬間になる」と語ったとも伝えられる。

 北朝鮮は正恩氏の父、金正日(キム・ジョンイル)総書記時代にも危機をあおりながら、米国の譲歩を引き出す「瀬戸際外交」を進めてきた。今回も米本土への攻撃を予告しながら、ミサイル発射の「保留」をにおわせることで、米国と条件闘争に入ろうとしている可能性がある。

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