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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】堆積物が示唆する「次の大地震」 宝永地震なみの大きさになる可能性も (1/2ページ)

 お盆なので、怪談をひとつ。

 7月から、四国西部の地下深くで不思議な低周波地震が続いている。普通と違う地震だ。7月に入ってから、いままでにないほど多くの低周波地震が起きている。

 低周波地震とは普通の地震よりも周波数が低い地震で、日本各地でときどき観測される。低周波地震は、固体ではなくて流体的なものが起こしているのではないかと思われている。

 これらの低周波地震が来るべき大地震の先駆けになるのかどうかは、現在の地震学では分からない。かつて静岡の地下でいくつも起きた。そのときには「すわ大地震か」と緊張が走ったが、結局何も起きなかった。だが、これからも大地震に無関係かどうかは分からない。

 近年、低周波地震が集中しているのは、東海地方から四国までという、南海トラフ地震が起きそうなところだ。それだけに気味が悪い。

 ところで、大分県佐伯市の間越(はざこ)海岸に小さな池がある。砂丘でせき止められた龍神池と呼ばれる潟湖で、さしわたし100メートルあまりしかない小さな池だ。

 最近、この池の掘削で3つの砂の層が見つかった。この池は、過去の南海トラフ地震の先祖がどのくらい大きなものだったかを調べるカギを握っている。この研究は大分県東部から浜名湖までの日本の太平洋沿岸にある約30の湖沼で津波堆積物の調査を行った一環だった。

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