記事詳細

トランプ氏最側近のバノン氏電撃解任 北制裁発言で逆鱗に…ホワイトハウス内で対立・混乱 (1/2ページ)

 トランプ米大統領が、スティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問を電撃解任した。バノン氏はトランプ氏の大統領選勝利の立役者で、一時は「陰の大統領」とまで呼ばれたが、過激な言動からホワイトハウス内で対立・混乱を招いていた。最近では、北朝鮮問題で「軍事的解決策はない」「在韓米軍撤収」などと政権の方針とまったく違う発言を披露し、トランプ氏を激怒させていたという。

 「バノン氏の務めに感謝し、幸運を祈っている」

 ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は18日、このような声明を発表した。ロイター通信によると、トランプ氏は過去数週間にかけ決意を固めたという。

 バノン氏は右派系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長で、白人至上主義を掲げる過激な「オルタナ右翼」と深いつながりを持つ。トランプ氏の選挙キャンペーンの責任者に抜擢され、「アメリカ・ファースト」(米国第一)を掲げて支持層拡大に多大な貢献を果たした。

 今回、南部バージニア州で白人至上主義の団体が反対派と衝突した事件を契機に、人種差別的と指摘されてきたバノン氏の解任を求める声が出ていたが、それだけが理由ではない。

 バノン氏の主な関心は、国内経済や雇用、テロ対策、難民対策、不法移民対策などで、外交・安保問題への関心は低かった。トランプ氏の娘婿であるジャレッド・クシュナー上級顧問は、バノン氏の強硬な排外政策などを問題視し、激しく対立していた。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース