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中韓関係「最悪」…THAADで一気に冷え込み韓国専門家「蜜月はバブル」 国交正常化25年式典もバラバラ (2/2ページ)

 だが、昨年7月のTHAAD配備決定で暗転した。配備地を提供した韓国ロッテグループは中国側に狙い撃ちされ、中国にあるロッテマート99店のうち87店が営業停止に追い込まれた。

 今年3月中旬からは、中国側が韓国への団体旅行を事実上制限。3~6月に訪韓した中国人旅行者は前年比6割も急減し、中国人客に依存してきた免税店などが大打撃を受けた。韓国の対中自動車輸出も低迷し、今年の貿易額が2千億ドルを割り込むとの予測もある。

 就任前はTHAAD配備に慎重だった文氏も、7月末の北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射直後に全発射台の臨時配備を指示。これに対し、中国の王毅外相は康氏との今月6日の会談で「両国関係に冷や水を浴びせた」と強い不快感を示した。韓国では年内の首脳会談開催も難しいとの悲観論が漂っている。

 半導体など韓国の主力分野で中国との競合が増え、摩擦は不可避ともみられていた。韓国の専門家は、蜜月関係は“バブル”にすぎず、「THAADはそれをはじけさせるきっかけだった」と指摘している。

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