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正恩氏、トランプ氏恐れ最小限挑発か 「短距離ミサイル3発」のワケ 2発目は直後に爆発

 狂気の指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、さらなる愚行に出た。26日朝、日本海に向けて飛翔体を発射したのだ。北朝鮮は米領グアム周辺への弾道ミサイル発射を「予告」していたが、今回は短距離弾道ミサイルで失敗に終わったとの分析もある。トランプ米政権の反発にビビった正恩氏が最小限の挑発に抑えた可能性がある。

 韓国軍合同参謀本部によると、飛翔体は26日午前6時50分(日本時間同)ごろ、北朝鮮南東部の江原道旗対嶺(カンウォンドキッテリョン)付近から北東方向の日本海に向けて発射。250キロあまり飛行したという。

 米太平洋軍の発表では短距離弾道ミサイルとみられている。1発目と3発目は飛行の途中に墜落し、2発目は発射直後に爆発したとしている。

 今年に入って弾道ミサイル発射を繰り返し、暴走を強めている北朝鮮は今月9日、グアム沖に弾道ミサイルの発射を検討していることを表明した。これに対し、トランプ大統領はツイッターで「北朝鮮が愚かな行動を取るなら、軍事的解決策を取る準備は整っている」と警告。北朝鮮は米国を非難しながらも、グアム沖への弾道ミサイル発射を「保留」する意向を示していた。

 今回の飛翔体が短距離弾道ミサイルと仮定した場合、北朝鮮にはどんな意図があったのか。評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「関係国、特に米国の反発を恐れ、スカッドのような短距離の弾道ミサイル発射にとどめた可能性がある。短距離弾道ミサイルであれば、ただちに米国の武力行使を引き起こすリスクは低いと判断したのではないか」と指摘する。

 ただ、短距離弾道ミサイルとしても日本が危険にさらされている状況には変わりない。潮氏は「北朝鮮にミサイルを撃たせないために、どうするかという、より踏み込んだ議論に進むべきだろう」と話した。

 これ以上、正恩氏の暴走を許してはならない。

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