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米軍でも韓国軍でもない、北朝鮮軍を敗北させる「本当の敵」の正体 (1/2ページ)

 北朝鮮が、米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」に対する非難を強めている。演習の時期に限らず、北朝鮮は年がら年中、米韓軍を主敵として口撃しているが、実際に闘う部隊である朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の本当の敵は「米帝(米国)」でも「南朝鮮かいらい軍部(韓国軍)」でもなかった。

 ■性上納の強要も

 北朝鮮では、なし崩し的に市場経済化が進んでいるのに伴い、食糧事情が改善してきた。しかし、軍隊は閉鎖的な集団だけに市場経済化の流れから取り残され、少なくない兵士たちが栄養失調に苦しんでいるとされる。

 つまり、北朝鮮軍の本当の敵は「飢餓」であると言うことができるのだ。

 (参考記事:兵士の月給はたった9円…金正恩氏の「腹ペコ軍隊」は餓死寸前

 このような背景から、飢えに苦しむ兵士たちが協同農場を襲撃し、農作物を略奪する事件が頻発。地域住民からは「あんな土匪(馬賊)みたいなやつらを使って一体どんな戦争をするというのか」と罵られている。飢えた兵士たちは、国境を越えて中国にまで侵入し、たびたび強盗事件を起こしている。

 そのため、中朝国境地域の中国側では、地元住民が自警団を結成して対応するほどだ。

 (参考記事:独占入手!中国軍に制圧・連行される「北朝鮮脱走兵」の現場写真

 そして、秋の収穫を控えている北朝鮮の協同農場では、兵士たちの襲撃と略奪に備えて厳戒態勢が敷かれていると咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

デイリーNKジャパン
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