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韓国・文政権、それでも「対話」姿勢維持 北朝鮮は「無駄な主張」と一蹴

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、対北圧力で米国などと協調する一方、「対話」路線を維持してきた。だが、北朝鮮の今回の弾道ミサイル発射で、対話路線がいっそう現実味を失ったことは確実だ。

 北朝鮮のミサイル発射を受け、韓国政府は29日午前、「北朝鮮の再度の挑発を強く糾弾する」とする声明を発表した。声明では、「核・ミサイル挑発を続けるなら韓米同盟に基づき、強力に対応する」と警告。一方で、「速やかに非核化のための対話の道に出なければならない」と依然、対話姿勢を強調した。

 大統領府は29日午前7時から国家安全保障会議(NSC)を開催し、対応を協議した。文大統領は事態の重大性を踏まえ、出席を検討したが、結局、出席を見合わせた。

 北朝鮮が26日に発射した短距離弾道ミサイルとみられる3発をめぐっては、大統領府が当初、改良した多連装ロケット砲弾との見方を発表。28日に「短距離弾道ミサイルの可能性が高い」と米軍に合わせて分析を修正した。迎撃が難しい低い高度で発射されており、韓国が最も脅威にさらされるにもかかわらず、対話のために「過小評価した」との批判も上がった。

 文氏の対話路線に対し、北朝鮮は、朝鮮労働党機関紙の労働新聞で「無駄な主張をほざくより、口を閉じている方がはるかに賢明」だと批判している。

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