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米韓電話会談「北に最大限の圧力」 ミサイル能力向上で合意

 【ソウル=名村隆寛、ワシントン=黒瀬悦成】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領は1日、電話会談し、北朝鮮に最大限の圧力を加えることで核やミサイルによる挑発を抑えていくことが重要との認識で一致した。韓国の国防力強化に向け、韓国軍の弾道ミサイルに搭載する弾頭の重量などを定めた指針を改定することで合意した。

 両首脳の電話会談は8月7日以来。韓国大統領府によると、会談は約40分間行われ、トランプ氏は、北朝鮮の挑発に対して「強力かつ明確なメッセージを伝えることが必要」と強調したという。両首脳は、韓国のミサイル能力の制限を韓国が望む水準にまで緩和することで合意した。

 2012年に改定された米韓ミサイル指針で、韓国は弾道ミサイルの射程を300キロから800キロに延ばす一方、搭載する弾頭の重量は500キロに定められている。

 7月末の北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を受け、米韓はミサイル指針の改定に関した実務交渉を開始。韓国は弾頭の重量を無制限にするよう求めているとされ、北朝鮮への圧力を強化する構えとみられる。

 訪米を終え2日に帰国した韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相は空港で記者団に、米側とミサイルの射程や弾頭重量の拡大について協議し、成果があったとの見解を示した。

 一方、米韓両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル問題解決に向けて、日米韓3カ国の連携を続けていくことでも一致。今月中旬のニューヨークでの国連総会を機に会談することで合意した。

 米ホワイトハウスも、米韓両首脳が電話会談で、北朝鮮情勢の打開に向けて日米韓による連携の緊密化を話し合ったと発表。トランプ氏は韓国に対し、数十億ドル規模の米国製兵器を売却する計画を承認したことを伝えた。

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