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【歴史捏造への反撃】民間邦人225人虐殺の通州事件 「世界記憶遺産」登録申請に中国困惑 (1/2ページ)

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 昭和12(1937)年、盧溝橋事件から3週間後の7月29日未明、中国・北京郊外の通州(現・北京市通州区)に在住していた400人の日本人同胞は、本来、居留民を守る任務を帯びていた地方政府の中国人部隊に、突如襲撃された。

 「日本人は皆殺せ!」と呼号する3000人の反乱部隊は城門を閉鎖したうえで、日本人家屋から罪のない老若男女を次々と引きずり出した。群衆の面前で全裸にし、撲殺、強姦、眼球えぐり取り、内臓引き出しなど、天人ともに赦さざる猟奇の蛮行を繰り広げた。処刑場では集団銃殺があり、女性多数が惨殺された日本旅館は血の海となった。民間邦人の犠牲者は225人にのぼった。

 東京日日新聞(現在の毎日新聞)は、この通州事件を1面トップで報じ、「比類なき鬼畜行動」「我居留民に暴虐の限り」と報じている。

 事件から80年目となる今年7月29日、「記憶と慰霊の国民集会」が開催された。東京・有楽町の会場は満席で、立ち見が出るほどだった。

 集会で最も注目されたのは、事件の「体験者」加納満智子さんの登壇だった。旧姓は浜口で、事件で殺害された父は「満洲棉花協会」から派遣されて通州の綿花増産の支援にきていた。

 事件発生時、母の浜口茂子さんは、協会の家族十数人と一緒にいた。ほぼ全員が殺されたが、満智子さんを身ごもっていた茂子さんと、もう1人の妊婦が生き残った。血の海の中で死んだふりをして、奇跡的に生き伸びたのである。3カ月後、満智子さんは生まれた。

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