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緊張感ない韓国 地元メディア、日本の対応と比較し政府を問題視「悲しくなる」 (1/2ページ)

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮が6回目の核実験を行った3日、韓国社会は初秋の休日ムード一色で緊張感はほとんど感じられなかった。

 核実験に関する情報が出始めた午後0時45分ごろ、ニュース専門テレビYTNは、市民が行楽を楽しむ花畑からの中継の最中だった。その途中に「北朝鮮で人工的な地震観測」との第一報を字幕で伝えたが、のんびりした現場中継はそのまま続けられた。

 歩行者天国となったソウル中心部は市民でにぎわった。核実験の情報が知らされても、危機感や緊張感とはほど遠く、いつもの日曜日と同じ雰囲気が漂った。

 一方、インターネット上での市民の反応は速かった。ただ、ネットへの書き込み内容は「北がまたやったんだってさ」といった人ごとのような意見が多かった。

 韓国政府の対応の遅れも目立った。日本では3日、安倍晋三首相自らが、国家安全保障会議(NSC)関係閣僚会合を前に官邸で、北朝鮮による核実験強行の可能性があることを記者団に語ったが、この時点で韓国政府からの公式発表はなし。日本政府のNSC終了後に「北朝鮮が核実験を行ったと断定する」と河野太郎外相が記者団に語った内容を聯合ニュースが速報するというありさまだった。

 韓国政府は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を筆頭に、国民に不安感を与えないように注意を払っているという。しかし、一部の韓国メディアは、文在寅政権の危機への対応を日本と比較し、批判を強めている。

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