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【親も知らない今どき入試】銀行に強い大学ランク、上位占める女子大の中で… 昨年6位から2位に躍進した学習院大

 文系学部の学生には、メガバンクなど銀行人気は引き続き高い。そこで、銀行への実就職率(銀行就職者数÷<卒業生数-大学院進学者数>×100)ランク=別表=を紹介したい。大学通信が大学に企業別の就職者数をアンケートした中から、日本銀行、ゆうちょ銀行、みずほ、三井住友、三菱東京UFJなど20行の実就職率だ。

 地方出身者にとっても、地元に戻って就職となると、地元の銀行は人気企業だ。そのため、メガバンクは、学生の人気企業ランクの常連になっている。

 学生の就活に詳しい専門家は「今年も、金融、商社、インフラ系企業が人気になりました。特に、銀行は採用人数が多いことに加えて、安定性の面からも例年と同じく人気が高い」という。

 今年の採用者もメガバンクは1000人を超え、2000人近いところもあった。採用人数の多さは、学生にとってエントリーしやすいことにつながり、人気も高い。

 その銀行に強い大学のトップは、2年連続で一橋大だった。内訳は、みずほ25人、三菱東京UFJ23人、三井住友16人、農林中央金庫9人など。

 2位は昨年の6位から躍進した学習院大。内訳の方は、みずほ56人、三井住友31人、三菱東京UFJ21人、千葉銀行18人など。上位3校は、卒業生の10人に1人以上が大手銀に就職したことになる。銀行への就職での学習院ブランドは強い。

 また、女子大が上位を占めているのも特徴だ。4位東京女子大、5位聖心女子大、6位白百合女子大などトップ10に6校も入った。

 就活に詳しい専門家は「以前は一般職を短大から採用していましたが、今は女子大からの採用が多くなっていることもあるのでしょう。女子の高学歴志向が進んだこともあり、その影響から女子大からの就職者が増えています」という。

 実就職率の上位30校を見ると、国公立大は一橋大を含めて2校だけ。私立大、しかも女子大の強さが際立っている。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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