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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】杓子定規の働き方改革に疑問 規制より人材難の解決で労働環境を改善してほしいね (1/2ページ)

 過重労働や長時間労働を是正しようと、「働き方改革」ということばが盛んに叫ばれている。ただ、そこで出てきたのが「プレミアムフライデー」とか「時差BIZ」というのは、何か違うんじゃないかな。お役人的な発想から生まれたものだからなのか、まったく世間に浸透している感じがしないよ。労働環境を見直そうというのはいいことなのに、もったいないことだ。

 医師も政府がまとめた働き方改革の実行計画に「最長で月100時間未満」などとする残業時間の上限規制が盛り込まれている。この規制については猶予期間が設けられているそうなんだけど、他の職業と同じように医師の残業時間を規制するというのは難しいんじゃないかな。

 なぜなら医師には正当な理由なしに患者さんの診療を拒めない「応召義務」というものがあるからだ。「医師とはいえ労働者なんだから、残業も規制するべきだ」という意見もあるけど、患者さんの要望に応じないわけにはいかない。単純に「時間だから終わります」とはできない商売なんだよ。緊急手術中に、「あ、時間だ。きょうはここまで」なんてことになったら大変でしょ。

 消防士や自衛隊、警察のみなさんにしたってそうだ。命に関わるような職業の人を杓子定規に「労働者」として、何でも規制しようというのは無理があるよ。それよりも人材難を解決することで労働環境の改善を図れるようにしてほしいね。

 それに、仮に残業時間を規制したところで問題が解決するとは限らない。むしろ残業時間を実際よりも少なく申告してうやむやにしてしまう、という風潮が広がってしまうかもしれないよ。

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