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【高橋洋一 日本の解き方】北核開発の現実的解決策は日米韓の「核シェアリング」 中露を競わせる外交上の得策 (1/2ページ)

 先日の本コラムで、北朝鮮の核に対する抑止として、日本としてできるのは、左派の人が主張するような北朝鮮の核保有容認ではなく、現行の「非核三原則」の見直しを議論することだと書いた。核容認をけしからんというだけでなく、何をすべきかという点も指摘した。

 ただし、非核三原則の見直しの後には何が来るのかは、字数の関係で書けなかった。そこで、筆者が先日出演したニッポン放送のラジオ番組「ザ・ボイス そこまで言うか!」で「核シェアリング」の話をした。

 非核三原則とは「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」だが、筆者が検討すべきだと考えるのは、このうちの「持ち込ませず」の修正である。

 一部の右派から出ている日本の核保有論は、あまりに粗野だ。現在の核拡散防止体制を考えても国際政治の常識から逸脱しており、技術的には可能でも政治的な実現可能性は乏しい。

 一方、「持ち込ませず」とは英語と日本語の意味の違いもあって、国際社会からみれば修正の余地が大きい。民主党政権時代に行われた外務省の調査でも問題ありとなった。

 そうであれば、国際的に容認しにくい核保有論より、実際例があって、より実現可能性の高い「核シェアリング」を考えたほうがいい。それも非核三原則の一つである「持ち込ませず」の修正の延長線で考えたほうが得策であると筆者は思っている。

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