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【夜回り先生・水谷修 天に向かって、つばを吐く】1220万人がこころの病抱えるニッポン 危険な精神科薬何種類も投与されるキケンな現実 (1/3ページ)

 私は、ずっと日本の精神医療について危険性を感じています。いや、厳しく言えば、精神科や心療内科、神経科を一度解体し、再度治療の在り方を再考すべきだと考えています。

 現在、日本の精神科医のほとんどは、投薬による治療に専念しています。医師に、「眠れない」と訴えれば睡眠薬を投与されますし、「いらいらする」と言えば向精神薬、「死にたい」とこぼせば抗うつ剤を投与されます。しかし、環境要因による後天的な精神疾患を、環境を変えることなく、精神科薬の投与によって、脳自体の活動に大きな影響を与え、環境適応できるようにすることは、本当の意味での治療といえるのでしょうか。

 たとえば、虫歯で歯が痛くて歯科医院に行ったとします。「歯が痛い」と相談したら、痛み止めを2週間分渡されたとします。2週間後には、痛み止めがなくなり、再度行ったら、また痛み止めを2週間分。こんな治療では、半年後には虫歯がさらにひどくなります。痛みの原因である虫歯の治療をすることが、本当の治療です。

 精神科医も、なぜ眠れないのか、なぜいらいらするのか、なぜ死にたいのか、その原因を探り、突き止め、解決することが、本来の治療なのではないでしょうか。原因が、家庭の問題にあるのなら、家族を呼び家庭環境を変える。学校にあるのなら、校長や教育委員会に連絡して、その解決に当たる。職場環境にあるのならば、上司に連絡し、職場環境を変える。ここまで動いている精神科医は、日本にいったい何人いるのでしょう。

 また、みなさんに聞きたい。何かの病気で医者にかかり、何ヶ月もその病気が治らなければ、その医者は「ヤブ医者」。使い物にならない医師となるでしょう。でも、精神科医の場合、何ヶ月も何年も、投薬の量を増やしながら、治療と称して、投薬を続け、患者の脳を破壊しています。これは、許されることなのでしょうか。私は、ある意味で殺人行為だとすら考えています。

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