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加熱食材でも汚染された「箸」でアウト O157で3歳女児死亡の前橋店舗、トングを1回ごと洗浄せず

 埼玉、群馬両県の系列総菜店で購入したポテトサラダなどを食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染した集団食中毒で、前橋市は、同市の「でりしゃす六供店」で8月に販売された総菜を食べた東京都内の女児(3)と同市の60代女性が感染し、女児が9月上旬に死亡したと明らかにした。女児が口にしたのはタケノコやエビの炒め物などの4種類で、いずれも加熱食品だったというから驚きだ。

 国や専門家によると、火が十分に通った食材でも、その後の状況次第で「二次汚染」されることがあるという。

 同市の「でりしゃす六供店」では食中毒が発覚する前、これらの食品はふたをしていない状態で皿に盛りつけられ、トングは1回ごとの洗浄はしていなかった。

 川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「例えば焼いた肉でも、生肉に触れたトングや箸を使ったら汚染されてもおかしくない。店は従業員の衛生教育が重要で、消費者はどんな食材であっても、手洗いや保存方法など、食中毒対策の基本をあらためて見直す必要がある」と話した。

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