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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「会」》会いたい人、聴きたい人に夜回り取材を続けるために私が心がけていること (1/2ページ)

 「僕は本当に知らないんだ。もう来ないでほしい。君もしんどいだろう」

 取材する企業の経営が悪化したことをめぐって、自宅まで訪問して取材する夜回り取材を毎日していたときのこと。「もう来ないでほしい」と言われると辛かった。

 この人は立場上、絶対に知っている-。こっちとしてはそう信じて取材に行く。しかし、「来ないで」と言われると、別の取材相手を探さねばならない。情報を持ってる可能性のある人がいればどこまでも行くのが記者の仕事だ。

 ここにこそ情報はあるはずと信じてわざわざ夜中に取材先の家まで行くが、そんな努力が報われない可能性も十分にある。一方で「夜中に遠方の取材先の家まで言って、そんなにがんばる価値はあるのか」。ふと、そんな冷めた自分も出てくることもある。

 そんなとき、なんとか取材先に受け入れてもらおうと策を練る。

 たとえば、本人に受け入れてもらえないのであれば、奥様やペットに気に入られるようにする。

 企業取材の場合は、社長や役員をターゲットに夜回り取材をすることが多い。自宅まで訪問すると、ほぼインターホンで応答してくれるのは奥様だ。取材先がまだ帰宅していない場合には、奥様と会話のやり取りをする。そんな時は仲良くなるチャンスでもある。

 取材のときに手みやげをよく持って行く。だいたいが洋菓子、和菓子だ。でも、渡す相手は奥様。取材先本人でなくて、奥様に渡す。そうすると会話も弾む。ついでに、食べ物の好みの話や趣味の話まですれば、次回きたときのお土産選びにもつながる。

 奥様と仲良くなれば、取材相手が何時頃に帰ってくるかも教えてもらいやすくなる。その日が出張で帰ってこないことを教えてもらえれば、何時間も待つ時間のロスが減る。遠方まで行くには、往復だけ2、3時間かかることもある。奥様のちょっとした情報がありがたいのだ。

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