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北の水爆実験で『核シェルター』に問い合わせ殺到、日本も「安全と水はタダ」は昔話… (1/2ページ)

 15日朝にも日本上空を通過するミサイルを発射した北朝鮮。今月に入って「水爆」実験も強行したことで「核シェルター」が注目されている。人口当たりの普及率が100%に達するスイスなどと違い、日本では普及が遅れていたが、ここにきて問い合わせが殺到しているというのだ。

 核シェルターの取り扱い会社で社名もずばり「シェルター」(大阪府羽曳野市)にも問い合わせが増えており、北朝鮮が核実験を行った今月3日から15日午前にかけて約90件を数えたという。

 同社が販売する核シェルターは、地下に約6畳間のスペースを作り、放射性物質をカットする空気濾過(ろか)器を組み合わせるタイプが約1300万円。庭などに設置する鉄製の頑丈なカプセルに空気濾過器を組み合わせた簡易的なタイプは約530万円に抑えられるというが、1962年の創業以来、家庭用核シェルターは10台しか売れなかったという。

 今年2月から販売が始まったイスラエル製の空気濾過器「レインボー36」は1台約280万円。外観は一般のエアコンと大差がない。吸気口と排気口があり、家庭の部屋に設置すると室内の気圧が上昇し、有害物質が外部から入りにくくなるという。空気濾過器単体での利用は、核爆弾の直撃を免れた地域に放射性物質が風で運ばれてくるようなケースを想定している。

 同社では米朝間の緊張が高まった今年3、4月だけで空気濾過器を中心に10台を販売した。西本誠一郎社長(80)は現状について「新規の問い合わせのほか、設置を検討していた方から『取り付けたい』との連絡もあった。『水爆』と聞いていよいよ危機感が広まったのだろう」と話す。

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