記事詳細

O157総菜店、発生当時に複数の苦情 調理者が手袋のままレジ打ち、客の使うトング使い回し (1/2ページ)

 埼玉、群馬の系列総菜店で購入した商品を食べた客が相次ぎ腸管出血性大腸菌O157に感染、東京都在住の女児(3)が死亡した問題。女児を含む感染者11人を出した「でりしゃす六供(ろっく)店」(前橋市)の調理担当者が手袋をつけたまま会計のレジ打ちをしたほか、客の使うトングがなかったり交換していないなどの苦情が発生当時、同市に複数寄せられていたことが分かった。産経新聞が報じた。

 「レジ担当者を見かけないことが多い」「調理する人を(レジに)呼ばないと来ない」「手袋をしたまま会計をしていた」

 前橋市の担当者は、こうした苦情を系列店を運営するフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)に伝え、注意を促したという。

 各総菜を大皿に載せ、客が好みの量をトングで盛りつける量り売り形式だったため、市側は店内での二次汚染を疑っている。衛生管理面について、これまで市の調査で(1)トングの使い回し(2)使用期限が2012年の塩素系消毒剤の発見(3)まな板、包丁の使い回し(4)マニュアルの不備-などのずさんな実態が発覚。発症者の一人も「大皿のそばにトングはなかった」と証言する。

 同社側は産経新聞の取材に、レジ担当不在はあり得るとしながら、「レジに入ったら手袋は2重にして食材を扱う前に取り換えている」「2時間ごとにトングを交換すると定めている」などと説明した。ただ、市の担当者は「衛生管理の感覚が鈍っていたと思う」と指摘している。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう