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「8割が失業した。希望が見えない…」北朝鮮国民を制裁が痛撃 (1/2ページ)

 国連安全保障理事会は、核実験、ミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮に対して、相次いで制裁を突きつけている。11日には、原油、石油の輸出制限、原油・石油精製品の輸出を制限し、北朝鮮製の繊維製品の輸入を禁じる内容が盛り込まれた制裁決議2375号を全会一致で採択した。

 北朝鮮国内では、すでに制裁の影響による混乱が出始めているもようだが、制裁が庶民の暮らしを痛撃するのも時間の問題と思われる。

 (参考記事:「戦争が始まるかも…」北朝鮮で恐怖と混乱が広がる

 そんな中、デイリーNK取材班は13日、中国の遼寧省丹東に住む北朝鮮の貿易関係者A氏との接触に成功した。A氏は、制裁が北朝鮮に及ぼす深刻な影響について重い口を開いた。

 記者「制裁決議が矢継ぎ早に採択されたが、貿易関係者の反応は?」

 A氏「私の実感としては、わが国の貿易関係者の8割は仕事がなく、もどかしい思いをしている。朝中合弁事業もできなくなり、銀行口座も凍結された。労働者を送り込むなど主な外貨稼ぎの手段がすべてブロックされたため、やれることは何もない」

 記者「今まで進めてきたビジネスはすべてダメになったのか?」

 A氏「そうだ。最近は我が方からビジネスの話を持ちかけても中国側から断られるということが一部で起きている」

デイリーNKジャパン
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