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日本政府はすでに「金正恩体制の変更」に踏み込んでいる (1/3ページ)

 今から15年前の2002年9月17日、北朝鮮は「日本人拉致」を事実であると認めた。

 訪朝した小泉純一郎元首相と故金正日国防委員長の間で行われた首脳会談で、正日氏は「80年代初めまで特殊機関の一部が妄動主義に走って」と苦しい弁明をし、「日本人拉致」を認め謝罪したのだ。

 ■拉致指令の証拠

 北朝鮮の工作員が、海岸から侵入し誰にも悟られずに一般市民を拉致して北朝鮮へ連れて帰る。または、その市民になりすましてスパイ網を構築する--スパイ映画や小説に出てくるような話が真実であったことを知り、日本社会は衝撃を受けた。

 (参考記事:検証:日本人拉致問題を振り返る

 その後、5人の拉致被害者が帰国するなど、一定の進展はあったが、いまだに解決の糸口は見えない。それどころか、北朝鮮は核・ミサイルの暴走を加速し、今では対日関係など眼中にないと言わんばかりの姿勢を見せている。

 日本人に限らず、民間人の拉致工作が許されざる国家犯罪であることは言うまでもない。正日氏は、特殊機関の一部の妄動主義と述べたが、北朝鮮が国家ぐるみで「拉致」を行っていたことを示す資料もある。

 一昨年、東京新聞は北朝鮮が工作員を養成する平壌の「金正日政治軍事大学」にて、スパイ教育に使用される内部資料を入手した。ここには「拉致」の方法などが具体的に記されているという。

 (参考記事:抵抗したら殺せ…北朝鮮拉致指令の動かぬ証拠

デイリーNKジャパン
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