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「自衛隊解消」共産党と組むリスク 4野党が候補一本化を模索

 野党の「国を守る方策と覚悟」が問われそうだ。民進、共産、自由、社民の野党4党は10月の衆院選を見据えて、小選挙区の候補者一本化を模索しているが、難航している。選挙戦では、朝鮮半島危機を見据えた日本の安全保障政策が焦点となるが、革命政党である共産党は党綱領に「日米安保廃棄」「自衛隊解消」を掲げているのだ。

 「(一本化を)目指すとまでは言わない。それを求める声が多いことは承知しているが、慎重に検討したい」「(あくまでも)模索」

 民進党の大島敦幹事長は20日、野党4党の幹事長・書記局長会談を国会内で開いた後、記者団にこう語った。

 共同通信の調べでは、小選挙区の民進党候補者は210人超、共産党は約260人。競合は約200選挙区に上る。共倒れを防ぐには、野党で候補者を一本化する選挙戦術が有効だが、民進党と共産党では基本政策が違う。

 特に、憲法や外交・安保政策が最大の焦点となる衆院選で、共産党と共通政策を合意させれば、有権者から「民進党は、日米安保や自衛隊を否定するのか」「日本の防衛を軽視しているのか」とみられかねない。

 民進党の前原誠司代表は現時点で、共産党との選挙協力には消極的とされる。週刊文春に「北朝鮮との不可解な関係」を指摘されたばかりだけに、前原氏の判断が注目される。

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