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「世界は弱肉強食のジャングルと化す」金正恩氏が隠し持つアブナイ世界観 (1/2ページ)

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は23日、国連安全保障理事会が北朝鮮の核兵器開発に対して制裁措置を加えるのは「二重基準(ダブルスタンダード)の極みである」と非難する論評を配信した。

 これは、北朝鮮がかねてから繰り返してきた主張だ。李容浩(リ・ヨンホ)外相も23日の国連演説で、同じことを言っている。

 論評は、安保理は「朝鮮半島と地域の情勢緊張の悪循環の根源である米国とその追随勢力が行う合同軍事演習については押し黙りながら、それに対処したわれわれの自衛的措置に対してはことごとく『制裁決議』」を加えていると指摘。

 また、核実験や弾道ミサイル実験が世界の平和と安全に脅威になるとする法的根拠は、国連憲章やどの国際法典にも定められておらず、実際に「われわれよりはるかに先にこのような実験・試験を行った国が国連安保理で問題視されたことはただの一度もない」などと主張している。

 これを読んで、「北朝鮮の言い分にも一理ある」と感じる人もいるかもしれない。核開発以外にも、自国民に対する残忍な人権侵害など金正恩体制を追い詰める法的根拠はいくらでもあるが、ここは敢えて、北朝鮮の主張に付き合ってみよう。

 (参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」

 米露中英仏の安保理常任理事国のみが合法的に核武装できると定めた不拡散条約(NPT)が不平等条約であるのは、紛れもない事実だ。しかし約束は約束だから、加盟していれば守るのが義務なわけだが、NPTからの脱退を宣言している北朝鮮としては、「縛られる言われはない」との主張なのだろう。

デイリーNKジャパン
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