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【永田町・霞が関インサイド】「トランプ氏変身」本格化占う上院補選予備選 候補者支持でバノン前首席戦略官と激突 (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領は“真っ当な”国家指導者に変身したのかもしれない。

 同大統領は19日午前(現地時間)、就任後初めて国連総会で演説し、非核化に応じない場合との条件付きだが「北朝鮮を完全に壊滅させるしかなくなるだろう」と激烈な批判を行った。

 実は、その前日に開かれた国連改革に関するハイレベル会合で、それまで批判し続けてきた国連改革を「全面支援する」と表明していたのだ。

 長女のイバンカ大統領補佐官・娘婿のクシュナー大統領上級顧問夫妻の大反対を押し切って、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」離脱を発表したことは記憶に新しい。

 ところが、ここに来て、こちらにも変化の兆しが見えてきたのだ。

 国連総会開催の直前になって、レックス・ティラーソン国務長官や、ゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長など大統領側近が相次いで離脱撤回を示唆し始めた。

 トランプ氏のコア支持層が集中する米中西部の石炭産業を配慮した離脱決断だったが、全米レベルの産業界では極めて悪評であった。

 それだけではない。EU(欧州連合)を筆頭に、日本や中国を含めた国際社会からも強く批判された。非国際協調である、と。

 トランプ氏の「アメリカ・ファースト」を含め、こうした孤立主義的な政策を主導したのが、スティーブン・バノン前首席戦略官であった。そのバノン氏がホワイトハウスから放逐されたことが、トランプ氏の変身の引き金となったのは間違いない。

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