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金正恩氏「声明」でトランプ氏への怨念をさく裂 (1/3ページ)

 北朝鮮の金正恩党委員長は21日、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長名義の声明を発表した。北朝鮮史上初となる最高指導者名義の声明だ。

 それゆえに、本来なら極めて重みのある声明となるはずだが、その中身はほぼトランプ米大統領に対する個人攻撃に終始した。トランプ氏への金正恩氏の恨みつらみはピークに達しているようだ。

 ■トイレにもストレス

 金正恩氏の怨念といえば、韓国の朴槿恵元大統領に対する執拗な攻撃が思い起こされる。

 とりわけ、2015年8月に朝鮮半島の南北が対峙する軍事境界線で北朝鮮の地雷が爆発した事件以後、北朝鮮はことあるごとに朴氏を非難した。当時、南北は一触即発の緊張状態に突入。韓国政府は地雷が爆発する衝撃的な動画を公開しながら強硬姿勢を貫いた。韓国世論も朴政権を後押しし、北朝鮮を謝罪に追い込んだ。

 (参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

 さらに、米韓軍は北朝鮮の首脳部、すなわち金正恩氏に対する先制攻撃を意味する「斬首作戦」を導入し、金正恩氏は大きなプレッシャーを受けることになる。公開活動は激減し、移動の際にはトイレにも細心の注意を払うなど、多大なストレスを抱えることになる。

 (参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳

 こうした中、金正恩氏は朴氏に相当な恨みを抱いたであろう。朴大統領は今年3月、汚職スキャンダルによって罷免され政治生命は終わった。北朝鮮はその後も執拗に彼女を非難した。挙げ句の果てには「処刑」まで宣告したことからも金正恩氏の強い怨念が伝わってくる。

デイリーNKジャパン
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