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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「会」》ベールを脱ぎ始めた日銀の金融政策決定会合 (1/2ページ)

 日銀担当の記者にとって、お題が「会」と来れば、最初に頭に浮かぶのは金融政策決定会合だ。1998年施行の新日銀法によって独立性が確保された日銀は、職員の素性や情報開示のあり方、取材の受け入れ体制が異なり、まさに「ベールに包まれた存在」。永田町や霞が関の雰囲気ともまったく違う。そんな謎だらけの日銀も、最近は、国民に身近な存在になろうと努力をしてきている。

 職員の「素性」と書いたことに引っかかった読者がいるかもしれない。日銀職員は東大出身者が多く超インテリなだけでなく、見るからに家柄のよさそうな人が多い。たとえば、旧華族出身を窺(うかが)わせる3文字の名字がよく目に留まる。流行りのデザインよりも、素材の質を重視したファッションに身を包む人が多い。さらに、通路などですれ違った際にとてもスマートに相手に道を譲る習慣も浸透している。

 情報開示や取材の受け入れ体制については、ほかのどの取材現場よりも厳格なルールに基づいて行われており、初めて日銀を取材する記者は大抵驚く。たとえば金融政策決定会合が終わると、報道陣はある部屋に文字通り“缶詰”にされるのだが、担当者が電話で時報を確認して(それも2つの電話を同時に聞いている)、情報を解禁する徹底ぶりだ。

 解禁直後の報道陣の動きもほかの取材現場と比べると、ちょっと異様だ。通話中のままにしたスマートフォンを耳に押し当てながら部屋の外で待機している記者に向かって、大声で叫ぶように内容を伝えたり、公表文を抱えて記者クラブまで走って戻る記者でごった返す。

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