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金正恩体制が「女性と子供」を核開発の盾にしている (1/3ページ)

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は23日午後(日本時間24日午前)に行った国連総会の一般討論演説で、トランプ米大統領による4日前の「先制口撃」にハデな反撃を加えた。

 トランプ氏が金正恩党委員長を「ロケットマン」と揶揄したことを受けて、「米国の本土全域に、われわれのロケットが向かうことを一層避けられなくなる過ちを犯した」と威嚇。さらには「米国やその属国勢力が、軍事攻撃の兆候をみせた場合、われわれは、容赦ない先制行動による予防措置をとる」と述べ、弾道ミサイル発射などによる先制攻撃を辞さない考えを示した。

 ■女性たちが酷い目に

 ただ、北朝鮮国営の朝鮮中央通信が24日付で配信した演説概要を見ると、ディテールがかなり削られている。

 トランプ氏に対する「誇大妄想」「精神異常者」などの罵詈雑言はそのまま残されているが、先に引用した「先制行動による予防措置」云々はなくなっている。この違いは何か。配信記事に残された部分こそ北朝鮮が本当に主張したいことであり、削られた部分はそうでもない、ということなのだろうか。

 仮にそうだとするなら、北朝鮮が最も主張したかったのは、自国の核開発に対する国連安全保障理事会の制裁決議は、差別的な「二重基準(ダブルスタンダード)」であるということだったようだ。

 トランプ氏に対する罵詈雑言は、同氏から「北朝鮮を完全に破壊する」などといった思わぬ先制口激を食らったために、急きょ盛り込まれたものであるはずだ。しかしそのおかげで、大事な「二重基準」批判がかすんでしまった印象を受ける。

 一方、朝鮮中央通信の配信記事に残された内容を見て、気になる部分があった。次の一節である。

デイリーNKジャパン
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