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【富坂聰 真・人民日報】行き過ぎた「ウオーキング」ブーム 各地に現れる「暴走団」、無数の迷惑行為が社会問題に (1/2ページ)

 不老長寿に対する執着は世界共通のものだが、中国においても古くから重要なテーマであり続けてきた。

 改革開放政策の下で成功を遂げる人が増えるにつれ「人間の胎盤スープ」や「母乳健康法」など、中国社会では迷珍さまざまなブームが世に送り出されてきた。

 そして目下、中国の人々が夢中になっているのが「適度な運動」による健康づくり。なかでも大きな社会現象まで引き起こしているのが、集団ウオーキングだ。

 いま地元メディアでは「暴走団」という言葉をよく目にするようになっている。これは各地に現れ、摩擦を引き起こしているウオーキンググループを指して使われる言葉だという。

 実際、「暴走団」という漢字を並べて検索してみると、彼らが引き起こしたと思われる迷惑行為の数々が動画サイトの中で無数にヒットする。

 日本では「暴走」といえば改造バイクや車の集団だが、中国では歩行者が「暴走」するという。なかなか日本人にはイメージしにくいだろうが、動画を見れば、その迷惑行為が目に余るレベルであることが誰の目にも明らかなほどだ。

 まず、奇異に映ったのが、ウオーキンググループはそれぞれ集まりごとに同じユニホームを着ているケースが目に付くことだ。また先頭の数名がチームの旗と思われる大きな旗を掲げて歩いていること。そして、参加者はみなウオーキングを楽しむというよりも、必死に歩いている。

 だが、何といっても最も驚かされたのは、グループが自動車道を歩き、当たり前のように一車線を占領し、車の渋滞を引き起こしても平気であること。時には一車線どころか、二車線を占領してしまうケースも見られた。

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