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希望の党、大阪で擁立見送り 東京・愛知・大阪3知事、共通政策で合意

 希望の党代表の小池百合子東京都知事と日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が30日、大阪市で会談し、衆院選で維新は東京都内、希望の党は大阪府内の選挙区での候補者擁立を見送ることで合意した。維新は都内7選挙区で内定していた公認予定者を取り下げる。会談には大村秀章愛知県知事も加わり、平成31年10月に予定する消費税率10%への引き上げの凍結などの共通政策で合意した。

 小池氏は会談後の記者会見で「東京と大阪ですみ分けながら、改革の志を国会に届けることを確認した」と強調した。維新と連立政権を組む可能性については「選挙後にどうするか話していない」と語った。

 松井氏は「東京と大阪で配慮は成り立つが、それ以外のエリアでは切磋琢磨(せっさたくま)が必要だ」と語り、両都府以外では候補者調整を行わない考えを示した。維新の馬場伸幸幹事長は30日、記者団に「希望が過半数を確保した場合(連立)政権協議が行われる可能性は否定しない」とも述べた。

 一方、民進党の前原誠司代表は30日の党全国幹事会で、希望の党と維新が候補者をすみ分けることは「承知していない」と語った。

 3知事が合意した共通政策は「東京・愛知・大阪三都物語」と題し、維新、希望両党が訴える「しがらみのない政治」「身を切る改革」「真の地方自治の推進」の3項目を柱に掲げた。

 個別政策では、地方自治を規定する憲法8章の改正や脱原発に加え、地方主導の特区設定や課税自主権の拡大などを盛り込んだ。

 3氏はいずれも衆院選に出馬しない意向を示した。小池氏は「知事として東京モデルの成功例を作る」と強調し、松井氏は「だれかが立候補したら(知事として合意した)『三都物語』が嘘だったことになる」と語った。

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