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金正恩氏が「トイレにも行けない」北朝鮮軍の怠慢ぶり (1/2ページ)

 朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍紀が乱れ切っていることは、これまでもたびたび述べてきた。末端の兵士は飢えに苦しみ、女性兵士らは性的虐待に苦しんでいる。

 さらにはそんなあり様を聞き知った若者やその親たちが、どうにか兵役から逃れようと知恵と財産を総動員し、ワイロに塗れた軍幹部がそれに協力することで、兵力不足に悩むようになっている。

 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

 それでも、戦略軍(弾道ミサイル部隊)や空軍など、北朝鮮では比較的ハイテクに属する部隊は、ある程度の水準が維持されているものだと思われてきた。

 戦略軍は、今や金正恩党委員長の虎の子であり、人材や予算が優先的に割り当てられているのは間違いない。

 空軍もまた、かつての北朝鮮の世界戦略を担った。ベトナム戦争当時、正恩氏の祖父である故金日成主席が空軍部隊を北ベトナムに送り、米軍戦闘機と死闘を演じさせたのだ。

 (参考記事:米軍機26機を撃墜した「北の戦闘機乗りたち」

 しかし、そんな伝統も、今やすたれてしまった可能性がある。

 23日深夜、米軍のB-1B戦略爆撃機2機とF-15C戦闘機5機の計7機からなる編隊が、朝鮮半島東海岸の北方限界線(海上の軍事境界線)より北側の、北朝鮮の領空に接した空域を飛行した米国防総省によれば、米爆撃機として「今世紀で最も北まで飛行した」という。

 北朝鮮の元山(ウォンサン)から300キロの地点の上空を旋回したわけだが、韓国の情報機関・国家情報院(国情院)が明らかにしたところでは、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)はスクランブルを含めて一切の反応を示さなかったとされる。

デイリーNKジャパン
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