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民進“分裂”で悩む議員 希望合流に「相当な劇薬で副作用もあるだろう」 (1/2ページ)

 10日公示、22日投開票の衆院選をめぐって、小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」への「合流」、それに端を発した民進党の“分裂”。その混乱が東北各県の選挙事情に影響を与えている。衆院宮城5区の前職で同党元代表代行、安住淳氏(55)が“完全無所属”での立候補を表明するなど、混乱が続いているほか、これまで一部で奏功してきた“野党共闘”の成否にも影を落とす。立候補予定者も事務所や会議室での対応協議に追われ、枠組みが固まらないなか、なかなか選挙モードのスイッチが入らない。

 「衆院解散の28日とは180度状況が違う。そろって『希望』へという前提が崩れている。構図ができあがっていないし、整理もついていない。一存で方向性は決められない」

 2日午後3時すぎ、仙台市内の事務所で取材に応じた民進県連代表代行の桜井充参院議員はこう話した。

 桜井氏はこれまで「5人の公認を勝ち取ることが仕事」と語り、模索してきたが、安住氏が無所属での立候補を決め、瓦解。ほかの立候補予定者についても「悩んでいると思う」と、調整の難しさをにじませた。一連の問題には「われわれの思いが届いていない。状況状況で適宜判断するしかない」と語った。

 同じころ、石巻市の事務所で会見した安住氏。「野党系の無所属。一人野党共闘」と述べ、初めて立候補した平成5年以来となる無所属での出馬を表明した。

 無所属で出馬する理由について、これまで党幹部として立候補者選定などに関わってきたことなどを挙げ、「新しい党のイメージを出すためには私や野田佳彦さんのように、どこを歩いていても民主党だというような人間がいるのはよくない」と説明した。

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