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【ぴいぷる】読書忘れたネット世代に喝 元駐中国大使・丹羽宇一郎氏「必ず後で手痛いしっぺ返しを食らう」 (3/3ページ)

 官僚に限らず、政治家に対しても読書不足を指摘する。

 「太平洋戦争はアメリカが欧州での戦争に参戦するきっかけをつかむために当時の国務長官ハルが、日本が絶対のめないような条件を突きつけてきたことが契機となった。今回の北朝鮮に対するトランプ大統領の対応もそういう印象が強い。しかし、行き場がなくなった北朝鮮が、かつての日本のように暴発したらどうするつもりですか。戦争となれば大量の北朝鮮難民が韓国、中国、そして日本にも押し寄せてくる。それが分かっているから中国も韓国もトランプさんを押さえにかかっている。日本はどうでしょう」

 伊藤忠時代から、直言居士で知られてきた。その直言は「干物」を自認するいま、ますます鋭くなっている。(ペン・清丸惠三郎、カメラ・寺河内美奈)

 ■丹羽宇一郎(にわ・ういちろう) 日中友好協会会長。元駐中国大使。元伊藤忠商事会長。1939年1月29日、名古屋市生まれ。78歳。62年、名古屋大学法学部を卒業、伊藤忠商事に入社。98年、同社社長。バブル崩壊に伴う巨額負債を一挙に整理し、業績をV字回復させ、辣腕が知れ渡る。会長を経て、2010年6月から12年12月まで駐中国大使。『人を育てよ 日本を救う、唯一の処方箋』(朝日新書)など著書多数。

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