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恐喝で食う「半グレ」集団 次の標的はYouTuberか (1/3ページ)

 動画共有サイトYouTubeに投稿して得られる収益を主な収入源とするYouTuber(ユーチューバー)は、今や子どもが憧れる職業のひとつだ。ところが、急激に知名度と収益をあげた人物を狙う勢力がある。富と名声に群がり、むしり取ることを繰り返しついには一部のYouTuberにも狙いを定めた勢力について、ライターの森鷹久氏がお届けする。

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 「あいつらはいいカモになるよね(笑)」

 人気者となって資産を増やしてゆくユーチューバーに対しそう笑うのは、自ら「半グレ」と認める強面の男性・杉田さん(仮名・38歳)。「あいつら」が「カモ」とは一体どういう事なのか。

 「ネオヒルズ族といって羽振りがよい様子を見せつける、訳のわからん連中がいっぱいいたでしょう? そこから何人かが今はユーチューバーに転身している。彼らは狙いやすい」

 2000年代に六本木ヒルズに本社を置く企業の代表者たちや、隣接する高級住宅棟の住人たちを「ヒルズ族」と呼んだのに対し、2010年頃、インターネットを活用したビジネスで大金を稼ぎ「ネオヒルズ族」と自称したグループがいた。杉田さんは、そのネオヒルズ族を相手に儲けたように、ユーチューバーに対しても同じ商売を仕掛けようとしているのだ。

 「情報商材で儲けたネオヒルズ族が、六本木やら麻布のクラブとか飲み屋に来ると、我々もそこに同席してお友達になる。もちろん女の子も連れてね。あいつら、金持ちつっても詐欺まがいの方法で稼いだ金だからか、よく使うんですよ。オレオレ詐欺の連中とよく似てるよ(笑)。あそこを狙わない理由はない」(杉田さん)

 ネオヒルズ族の多くはネット上で”情報商材”と呼ばれるものを販売していた。情報商材とは一般的に、「情報」そのものが商品となっているもののことだ。

NEWSポストセブン
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