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【激闘10・22衆院選】枝野氏、まさかの大接戦 選挙プランナーらが分析 首都圏全46区「当落リスト」 (2/2ページ)

 松田氏は「共産党も枝野氏を支援する。自民党への反対票を集めるだろう。牧原氏がどこまで粘れるかが勝負だ」と語った。

 安倍首相が精力的に全国遊説を行うなか、北朝鮮対応などで官邸で待機することも多い、菅義偉官房長官の神奈川2区も注目選挙区である。

 菅氏は前回衆院選で、次点候補をトリプルスコアの大差で破ったが、今回は懸念材料もある。官邸での待機に加え、定例会見で、東京新聞の女性記者らに「森友・加計学園」問題で質問攻めに遭うなど、左派勢力のターゲットにされているのだ。女性記者との激しいバトルはテレビでも繰り返し報道され、少なからずマイナスの影響が指摘されている。

 菅氏は、民主党(当時)が政権奪取した2009年衆院選でも辛勝したが、対立候補に548票差まで迫られた。菅氏は「選挙の厳しさを忘れない戒め」(秘書)として、地元事務所の車のナンバーを「548」にしている。徳川家康の「顰像」(しかみぞう)にならったのか。

 松田氏は「菅氏は今回も安定した得票をたたき出す」と分析する。

 その菅氏が8日に乗り込んだのが、「真空宰相」こと野田佳彦元首相の千葉4区だ。

 野田氏は当初、希望の党入りを模索していたが、かつての部下、細野豪志元環境相に「三権の長を経験された方はご遠慮いただきたい」と拒絶された。プライドもある野田氏は「先に離党していった人の股をくぐる気は全くない」と、無所属での戦いに踏み切った。

 地元・船橋市内での演説で、野田氏は「無所属での落選は、政治家人生の終わりを意味する」と訴えた。政党の組織的な支援もないため、ポスターを貼る枚数なども限られる。無所属ゆえに比例復活もない。

 民主党時代の3首相の中では、唯一まともといえる政治家が、まさに背水の陣である。

 松田氏は「連合も含めて野田氏を支援するはずだ。地元で築いた野田ブランドは簡単には揺るがない」と話している。

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