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「まっとうな政治」って何? 自民、立憲民主、共産の3党首がそろって使う不思議な現象

 衆院選で、自民党と立憲民主党、共産党の3党首が「まっとうな政治」という同じ言葉で支持を訴える不思議な現象が起きている。

 ◆分断を修復

 立憲民主党の枝野幸男代表は公示日の10日、仙台市の街頭演説で「まっとうな政治を取り戻し、まっとうな暮らしを取り戻す」などと「まっとう」を7回も繰り返した。

 立民の政策集の表紙には「まっとうな政治。」のフレーズが躍る。枝野氏は8日、この言葉に込めた思いについて「社会が分断され、格差が拡大され、そして少数の人たちが差別される。これはまっとうな社会ではない」と述べている。

 ◆憲法を守る

 もっとも、「まっとうな政治」を党首として先に使ったのは共産党の志位和夫委員長だ。

 志位氏は昨年の参院選で「『立憲主義を取り戻す』は、ひらたく言えば『憲法をちゃんと守る、まっとうな政治を取り戻す』ということです」と言及した。今回の衆院選でも「憲法を守るまっとうな政治を取り戻そうではありませんか」と呼びかけている。

 ◆仕事がある

 最近は安倍晋三首相も「まっとうな政治」を口にするようになった。10日の福島市の街頭演説では「一番大切なことは、仕事したいという人にちゃんと仕事がある。そういうまっとうな政治、まっとうな社会をつくっていくことではないでしょうか」と声をあげた。

 三者三様だが、有権者は何が本当に「まっとう」なのか見極める必要がある。(原川貴郎)

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