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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「迷」》迷走する日本の製造業、信頼失墜すれば技術も台無しに (1/2ページ)

 鉄鋼メーカーの名門、神戸製鋼が鉄鋼やアルミなどの性能データを改竄(かいざん)したことが発覚し、日本の製造業に不安感が広がっている。日産自動車でも先月下旬、出荷前の新車に実施される最終検査を、国の規定に違反する無資格の検査員が実施していたとして、リコール(無料の回収、修理)を実施。近年では、三菱自動車の燃費試験の不正や東芝の粉飾決算など信頼が大きく失墜する不祥事が次々と明らかになっている。

 よく行く定食屋はおいしく、店員も気が利くため、客が途切れずに繁盛している。壁には「小麦は国産を使用、お客さまにとって安心で安全な食材を使っています」との張り紙。うがち過ぎかもしれないが、ときどき思うことがある。

 「本当に『国産』を使っているの?」と。

 周辺にはいろんな飲食店があって、価格競争は激しい。小麦は輸入ものの方が安い。国産を使うと、コスト高になるはずだが、このお店は確かに「国産小麦を使っている」と説明している。わざわざ調べるほどでもないので、「店の言葉を信じるしかない」という結論に至る。

 神戸製鋼も同じだ。同社の直接の顧客は、自動車メーカーや機械メーカーといった企業だ。そういった顧客に、「この素材には、このような性能があります」と言って売るのだろうが、定食屋と同じで先方が言うデータを信じるしかない。

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