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米高官、トランプ氏決断を正当化 「イランが北朝鮮のようになるのを避けるため」

 米政権高官らは15日、イラン核合意の実効性を認めないと表明したトランプ米大統領の決断をテレビ各局の報道番組で正当化した。ミサイル開発を事実上黙認している合意の「欠陥」が解決されなければ、トランプ氏が破棄する可能性があると重ねて警告し、議会や関係国に協力を迫った。

 マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はFOXニュースのインタビューで「大統領はまだ合意から出て行こうとはしていない」と強調。イラン監視体制の強化など核合意の「変化」をトランプ氏は期待していると述べた。

 ヘイリー国連大使はNBCテレビで、トランプ氏の決断は「イランが北朝鮮のようになるのを避けるためだ」と主張。ティラーソン国務長官は「問題解決への進展が見られなければ、合意にとどまる意味はなくなる」とCBSテレビで訴えた。

 トランプ氏は議会に核合意の関連法の改正を求め、問題解決に向け関係国と協議したい意向。与党共和党のグラム上院議員はCBSでトランプ氏支持を表明したが、野党民主党のマーフィー上院議員はFOXで「イランや欧州は再交渉に応じない。米国が離脱すればイランは核開発を再開する理由ができ、イランの思うつぼだ」と懸念を示した。

 ムニューシン財務長官は、テロ支援を理由としたイラン革命防衛隊に対する制裁強化の権限が与えられたことを受け、制裁を強化する方針をFOXに明言した。(共同)

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