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【民主主義の敵】左翼に「リベラルの看板」盗まれるな 『保守二党論』よりも「保守・中道二党論」 (1/2ページ)

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 「リベラル結集」と、立憲民主党や共産党、社民党が称したのが受けたのか、10・22衆院選で健闘している。だが、社会党の流れをくむ民進党左派は、決してリベラルではない。共産党まで含めてリベラル勢力というのは、世界的にも非常識で恥ずかしい。

 しかし、保守派にも責任がある。

 自民党や民進党右派の人々は、あるべき姿として「保守二党論」を唱えてきた。それは、希望の党や自民党は、中道やリベラルを排除しているように聞こえる。そして、いまや中道を名乗るのも公明党だけになり、バリバリの左翼である立憲民主党や共産党、社民党に「リベラルの看板」を盗られているのである。

 私は「保守二党論」でなく、「保守・中道二党論」と言うべきだと思う。

 本来、リベラルとは「保守と社会主義の中道」で、かつ「市場経済重視」「非宗教的」「身分差別反対」を意味する。英国の自由党(現・自民党)などの路線だ。米国では、保守派は「小さな政府」や「キリスト教尊重」を、リベラルは「社会福祉」「人権重視」「環境保護」「宗教の平等」を主張し、おおむね共和党と民主党に一致する。

 日本では、「市場経済重視」「対米協調」「戦後体制容認」といった路線をリベラルといって、自民党・宏池会(現・岸田派)に代表されていた。だが、新自由主義の台頭や、宮沢喜一政権崩壊後の政治状況で、自民党では米国・共和党の保守主義にシンパシーを感じる人が大勢となった。

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