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【高橋洋一 日本の解き方】立民が野党第一党視野で気になる菅政権時の震災対応 しらける選挙後の民進再結集 (1/2ページ)

 衆院選後、希望の党と立憲民主党、無所属で出馬している旧民進議員の再結集問題が浮上している。一方、人気を失っている希望の党と対照的に躍進が予想される立憲民主党だが、枝野幸男代表や菅直人元首相、福山哲郎、長妻昭両氏など中枢メンバーは東日本大震災に直面した当時の旧民主党政権の面々である。安倍晋三政権へのカウンター勢力として期待してよいのだろうか。

 再結集問題は当初は水面下での動きだった。もっとも、民進党が希望の党にのみ込まれることを、「トロイの木馬」だと正直に吐露した民進党参院議員もいた。

 ところが、最近になって、公に語られ出した。13日には民進党の小川敏夫参院議員会長が「民進党は不滅です。この選挙が終わったら、これまで一緒にやってきた民進党を大きな軸としてしっかりと結集して、安倍自民党政権、絶対に打倒する」と公言してしまった。この日、四国の選挙区で、希望の党から立候補した民進党出身の候補は、「安保法制反対の意見は変えない」と言い、無所属で立候補した岡田克也・元民進党代表が応援に来たことで将来の構図が誰の目にも明らかとなった。

 小川氏は、その後、「即合併や即合流という話はしていない」と釈明した。

 再結集というのが本音であれば、民進党偽装解散、政党詐欺であり、さすがにひどい。何のための選挙なのか。当然ながら、自民、公明、日本維新の会などの各党は一斉に批判し、さすがに国民もしらけてしまった。

 この再結集問題は、ただですら勢いがなくなりつつある希望の党への失望をさらに増大させかねない要素となった。