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【菊池雅之 最新国防ファイル】米ステルス戦闘機や戦略爆撃機B-1Bが勢揃い ソウル・エアショー、韓国軍より目立っていた米軍 (1/2ページ)

 朝鮮半島が緊張状態にあるなか、韓国の首都ソウル近郊にあるソンナム空軍基地で、10月17日から22日まで「ソウル ADEX 2017」(ソウル・エアショー)が行われている。航空宇宙・軍需産業や、各国軍関係者を対象とした軍事見本市だ。2年ごとに開催されており、33カ国から405社もの企業が出展している。

 有事こそ最大の売り時であり、こうしたトレードショーは「死の商戦」と揶揄(やゆ)される。屋内パビリオンには、小さなネジから装甲車までが、きれいにディスプレーされていた。ミサイル関係の出展も多く、多くの関心を集めていた。

 さらに今回は、北朝鮮を牽制(けんせい)するかのような内容だった。

 まず、16日から20日、タイミングを同じくして、米韓合同演習が行われた。横須賀基地を母港とする米原子力空母「ロナルド・レーガン」を筆頭に、米韓海軍艦艇が40隻も参加する大演習だ。

 そしてADEXには、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F-22やF-35などが勢ぞろいした。F-22は連日デモフライトを実施し、機動性の高さをアピールした。20日には、グアムからB-1B戦略爆撃機が参加することも決まっている。日本の米軍嘉手納基地や横田基地から飛来した機体も並んでいた。

 これら機体は、韓国への展開を1つの訓練としていた。米側からすれば、ADEXも立派な軍事演習なのだ。ショーとしてみれば、完全に主客逆転しており、韓国軍より米軍の存在が目立つ内容となっていた。

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