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河野氏、北対応で成果挙げれば射程圏? 「ポスト安倍」へ岸田氏、野田氏らそれぞれの秋 (1/2ページ)

 安倍晋三首相は衆院選で自民党総裁として前人未到の国政選挙5連勝を果たした。22日夜のNHK番組で来年秋の総裁選対応について「全く白紙だ」と述べた首相だが、総裁3選に大きく踏み出したのは間違いない。次の党総裁と目される「ポスト安倍」の岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、野田聖子総務相、河野太郎外相は勝利に向けそれぞれ奔走したが、求心力が高まる首相との距離や党内基盤の強化が課題になる。(小川真由美)

 ■岸田氏「禅譲狙う」

 「安倍総裁を先頭に戦い、多くの皆さんに支持を得た」。岸田氏は22日夜のNHK番組に党の先陣を切って出演し、こう述べた。政調会長として北朝鮮情勢や少子化対策などを訴えてきた岸田氏は他派閥候補の応援にも積極的に入った。

 一方、「派閥のメンバーを当選させることができずに首相が目指せるのか」との派内の声に押され、岸田派所属の堀内詔子氏が無所属で出た山梨2区に応援に入った。派閥領袖として攻勢に出なければ、存在感の低下は免れないからだ。

 二階俊博幹事長率いる二階派の無所属候補との分裂選挙を制した岸田氏は、首相を支え「禅譲」を見据えるが、これまで「首相のスポークスマン」(岸田氏周辺)に徹し、個性は埋没している。岸田氏はNHK番組で総裁選の対応を問われ「まだ1年近く先の話だ。一寸先は闇。何が起きるか分からない」と曖昧に答えた。「安倍3選」が濃厚になる中、引き続き間合いに苦労しそうだ。

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