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自衛隊が開発研究する新兵器「高速滑空弾」とは? 沖縄・尖閣守るには大げさ、本当の狙いは… (1/2ページ)

 「核・ミサイル開発」を強行する北朝鮮への圧力強化策として、高度数十キロの高高度を超音速で滑空して目標を攻撃する新兵器「島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾」が注目されている。軍事専門家は「北朝鮮の基地・策源地攻撃にも有用」と語るが、ついに日本も「敵基地攻撃能力の保有」に踏み切るのか。

 「北朝鮮との(核問題をめぐる)対話が結実したことはない」「結果は分からないが、今は圧力を加えるときだ」

 自民党の河井克行総裁外交特別補佐は先月、米ワシントンでの講演で、こう語った。そのうえで、自衛隊による中距離弾道ミサイルの保有や、2018年度予算で「高速滑空弾」の研究開発の加速を訴えた。

 高速滑空弾は、ロケットモーターと滑空型弾頭で構成。超音速で、地上から高高度まで上昇し、その後、弾頭が切り離される。分離された弾頭は、不規則飛行しながら敵の迎撃ミサイルをかわし、GPS(衛星利用測位システム)誘導で目標地点を攻撃する。

 防衛省は来年度予算の概算要求に「島嶼防衛用高速滑空弾の要素技術の研究」に100億円を計上した。同省は必要性について、「奇襲的に島嶼(とうしょ)部に上陸する敵機動部隊を速やかに無力化する」「超音速で高高度を滑空し、目標地点に短時間で到達し、島々へ上陸する敵機動部隊に対して攻撃可能となる」と説明する。

 ただ、命中精度を上げるには、GPSの運用や敵基地の位置情報把握のための偵察衛星などの装備体系が必要となるが、日本は保有していない。

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