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韓国外務省「慰安婦資料の登録へ努力」 日韓合意に反するとの指摘には「同意しない」とも

 韓国外務省報道官は24日の定例会見で、慰安婦関連資料の世界記憶遺産への登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)国際諮問委員会が始まったことに関連し、「韓国政府は慰安婦問題を歴史的な教訓にしなければならないという立場のもと、登録されるよう努力している」と述べた。

 慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意では「国際社会で互いに非難・批判することは控える」としている。合意に反するのではないかとの指摘に対し、報道官は「同意しない」と答えた。(ソウル 名村隆寛)

 ■菅義偉官房長官「政治的緊張回避を」

 日中韓の民間団体などが慰安婦関連の資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶(記憶遺産)」に登録申請している問題で、菅義偉官房長官は24日の記者会見で、「18日に採択されたユネスコの執行委員会の決議は事務局長や(審査を行う)国際諮問委員会に政治的緊張を回避するよう求めている」と述べ、登録を牽制した。国際諮問委の審査は24~27日に行われる予定だ。

 菅氏は登録された場合の政府の対応や、ユネスコからの脱退については「仮定の質問に答えることは控えたい」と繰り返し、明言を避けた。

 日本政府は、慰安婦関連資料の記憶遺産への登録はユネスコの政治利用になると反発している。これを受け、ユネスコの執行委は関係国から意見聴取するなどの制度改善を決めたが、適用は2019年の審査からで、慰安婦関連資料は年内の登録が有力視されている。

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