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強まる前原代表「追放論」 醜態さらす民進党、「新代表を」飛び出した強硬論

 民進党で、前原誠司代表への不満が爆発した。24日の民進党参院議員総会では、党を分裂させた「戦犯」として解任論も浮上した。前原氏は週内にも両院議員総会を開き、小池百合子代表(都知事)率いる「希望の党」への合流を決めた対応について説明するとみられるが、事実上の“党追放”は避けられない見通しだ。

 「党がなくなって解党した。前原氏の説明と違う展開になり、どれだけの人間が泣いたのか」

 24日午後、国会内で開かれた参院議員総会で、出席者から前原氏への批判が噴出した。「前原氏のやったことは反党行為。除名に値する」「早い段階で新代表を選ぶべきだ」との強硬論も飛び出し、総会は大荒れした。

 前原氏は9月28日の両院議員総会で、衆院選で希望者全員を希望の党に公認申請する方針を示し一任を取り付けた。しかし、小池氏が「排除いたします」と公言し、厳格に選別する考えを表明した。民進党は希望の党と枝野幸男代表が立ち上げた立憲民主党、無所属の3派に分裂した。

 希望の党も、小池氏自身の不出馬などで失速。衆院選では、合流した民進党出身者の多くが落選し、立憲民主党に野党第一党の座を奪われた。

 民進党の小川敏夫参院議員会長は24日、前原氏と党本部で会談し、両院議員総会を早期に開いて一連の対応を説明するよう求めた。前原氏も「できるだけ早く開きたい」と応じたが、近く開かれる見通しの総会が「前原氏解任」をめぐって緊迫するのは必至だ。

 2年後の参院選を見据え、離党を検討する参院議員も出始めており、混乱が収まる気配はない。「国民不在の保身」や「権力ゲーム」に明け暮れる民進党は、いつまで醜態をさらし続けるのか。

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