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麻生氏また舌禍 自民大勝に「北朝鮮のおかげもある」 政治評論家は「舌足らずだ」 (1/2ページ)

 麻生太郎副総理兼財務相が、またぞろ舌禍を起こした。自民党の衆院選大勝について「明らかに北朝鮮のおかげもある」と発言したのだ。言葉足らずの面はあるが、野党は「不謹慎だ」などと、国会で徹底追及する構えをみせている。衆院選の最中に出なかったことで、自民党は“命拾い”したともいえる。

 問題の麻生発言は26日、都内で開かれた自民党議員のパーティーで飛び出した。与党の北朝鮮対応が有権者に評価されたとの趣旨とみられるが、野党や左派メディアの「北朝鮮の脅威に乗じた衆院解散」との批判に火を付けた。

 このため、麻生氏は27日の記者会見で「一番対応できる政府は、どの政党の組み合わせだというので国民が選んだ」と釈明した。

 麻生氏の舌禍は枚挙にいとまがない。今年8月には、ヒトラーを持ち出して波紋を広げ、9月には、宇都宮市内での講演で、北朝鮮有事で日本に武装難民が押し寄せる可能性に言及し、「自衛隊、防衛出動か。じゃあ射殺か。真剣に考えた方がいい」と語った。

 自民党は、選挙期間中の失言による議席減を警戒していた。

 最も懸念されていたのは麻生氏だったが、選挙戦半ばの16日から、日米経済対話のため訪米したため露出が減っていた。今回の舌禍も選挙後だったため、「最悪の事態は回避した」(党関係者)と胸をなで下ろした。

 政治評論家の伊藤達美氏は、麻生氏の発言について「政治家は言葉を選ばなければいけない。『北朝鮮の危機に対し、この国を守り抜くと訴えたおかげ』というべきだった。舌足らずだ」と指摘する。

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