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捜査員絶句させた9人の頭部 「普通の青年」のウラで浮かび上がった売春関与の“裏の顔” (1/2ページ)

 神奈川県座間市のアパートの一室から行方不明となっていた東京都八王子市の無職女性(23)とみられる遺体を含む男女9人の遺体が10月31日、見つかった。ワンルームのアパートで2カ月間に9人を殺害したと供述した白石隆浩容疑者(27)。「気絶させた後に殺害」「頭は発覚を恐れ捨てられなかった」などと供述し、犯行の全容が明らかになりつつある。

 「これはなんだ」-。

 10月30日午後4時半ごろ、座間市内の2階建てアパートの一室に踏み込んだ警視庁の捜査員は異様な光景に息をのんだ。

 異臭が漂う部屋の玄関のたたきにはクーラーボックスが1箱。捜査員が確認すると、中には切断された2つの頭部が無造作に入れられていた。捜査関係者によると、現場のアパート室内には8箱のクーラーボックスや収納容器があり、うち7箱に9つの頭部と大量の骨が入れられていた。骨は肉がそぎ落とされていたが、頭部は切断されただけの状態で保管されていた。

 白石容疑者は頭部を保存していた理由について、「肉などと同様、頭部も捨てたかったが、発覚を恐れて捨てられなかった」などと説明。殺害方法については、「気絶させた後に殺害した」と話している。

 白石容疑者はこの部屋に今年8月22日から居住していた。逮捕までの2カ月余りで9人全員を殺害したとされる。捜査本部は現時点では白石容疑者の単独犯行との見立てだ。

 自宅から9人の切断された遺体が見つかり、警視庁に死体遺棄容疑で逮捕された白石容疑者。父親を気遣い、すれ違えば気さくにあいさつする「ごく普通の青年」-。多くの隣人らがそうした印象を抱いていた。その一方で、関係者の話からは、女性を標的に危険な仕事を斡旋(あっせん)する“裏の顔”を持っていたことも浮かび上がってきた。

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