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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】文明を崩壊させかねないスーパーフレア、巨大なら爆発のエネルギーは水素爆弾1億個分 (1/2ページ)

 太陽に黒点(こくてん)というものがある。太陽の温度は6000℃ほどだが、黒点は4000℃ほどとやや低いので、黒っぽく見える。大きいものは肉眼でも見える。

 黒点が丸ければなんのこともない。だが、不規則な形をした黒点が複数あるときには、それら黒点の間に強力な磁界が生まれて、「太陽フレア」というものが放出されることが多い。

 太陽フレアが出ると地球に影響する。まず、発生直後に強力なX線などが地球に届き、通信障害を引き起こす。

 続いて30分から2日後には太陽から吹き飛ばされた陽子などの粒子線や高温のガス、プラズマが地球に達する。このため地球を覆う地磁気のバリアが乱れて大規模な停電が起きたり電子機器が壊れる。人工衛星が壊れたり宇宙飛行士が強い放射線に被曝(ひばく)したりする。弱くても地球上空にある電離層が乱れて衛星放送が映りにくくなったり、GPSに誤差が生じたりする。

 今年9月に太陽フレアが地球を襲った。11年ぶりの大きさだったが、事前の警告よりも実際の影響が小さかったので、大したニュースにはならなかった。いままでの例でも、フレアの大きさと被害の規模は一致するとは限らない。

 過去には1989年にカナダで600万世帯に及ぶ大規模な停電が起きたほか、2003年には日本の人工衛星が故障したこともある。日本など、ふだんは見られないような低緯度地域でオーロラが観測されることもあった。

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