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座間9遺体、埼玉・福島の女子高生か 室内から身分証・カードなど

 神奈川県座間市のアパート一室から9人の切断遺体が見つかった事件で、埼玉県や福島県の女子高生を含む女性6人の身元特定につながる有力な手掛かりが得られ、うち5人は身分証などが見つかったことが4日、捜査関係者への取材で分かった。一方、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が「酒や睡眠薬、精神安定剤を飲ませリラックスしたところを襲った」と供述していることも判明。警視庁高尾署捜査本部はDNA型鑑定するなどして、身元の特定を急いでいる。

 捜査関係者によると、白石容疑者は「自分もツイッターに自殺願望があるような投稿をしていたが、その気はなかった。全部嘘だった」などと説明。部屋からは睡眠薬が見つかった。

 白石容疑者は8月22日以降、1組のカップルを含む10~20代の9人を自宅で殺害し、遺体を切断して遺棄したと供述。被害者らの所持品について「ごみとして捨てた」などと話していた。その後の現場検証の結果、室内から女性のものとみられる診察券やキャッシュカード、JR東日本のSuica(スイカ)など身元特定につながる5人分の所持品が見つかった。女性もののバッグや靴なども複数見つかり、行方不明になっている八王子市の女性(23)のものとみられるバッグもあったという。

 捜査本部が8月下旬以降に首都圏で行方不明になっている10~20代の女性の携帯電話の位置探査をしたところ、白石容疑者の自宅周辺で消息が途絶えている人が2人いることも分かった。このうち1人は身分証などの所有者と一致し、もう1人は埼玉県の女子高生だった。この6人のほか2人について、神奈川県の20代男性と知人の女性との情報がある。一方、白石容疑者は「主婦もいた」と話しているが確認されていない。

 また、白石容疑者が最初に殺害したとみられるカップルの女性を呼び出した際、現金を持ってくるよう要求、「殺害した後にバッグに入っていた現金50万円を奪った」などと話していることも判明した。

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