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野党再編「第2幕」予感 政策ブレブレの希望、再合流もくろむ民進…くすぶる火種 (1/3ページ)

 野党勢力が四分五裂した再編劇の「第2幕」が開く気配が出てきた。衆院選では、民進党の前原誠司前代表が「非自民・反共産」を旗印に希望の党への合流を決断したが、「排除」したはずの民進党左派が結成した立憲民主党が野党第一党に躍り出る結果となった。希望の党や、参院を中心に存続が決まった民進党では党内の左右両勢力がなお対立し、再分裂の火種がくすぶる。(水内茂幸、松本学)

 3日、国会正門前で開かれた市民団体主催の憲法9条改正反対集会には立民、共産、民進、社民各党の幹部らが顔をそろえた。

 マイクを握った共産党の志位和夫委員長は、衆院選での立民の勝利をわがことのように喜んでみせた。

 「立民が躍進し、共闘勢力全体としては議席を伸ばした。大きな喜びだ」

 無理もない。「民進党の左派色を先鋭化させた政党」(旧民主党閣僚経験者)である立民の結党は、共産党との共闘のハードルを一気に低くしたからだ。

 志位氏は2日の記者会見でも「安倍晋三政権による9条改定を阻止する点で(立民、共産、社民の)3野党は足並みをそろえてしっかり連携していける」と自信を見せた。

 立民の衆院選公約には、民進党時代の公約よりもトーンの強い「憲法9条の改悪に反対」という表現が登場した。「改悪」のフレーズは共産党の主張とも似通う。立民の枝野幸男代表は集会で、衆院選での与党大勝について「9条を改悪していいという白紙委任ではない」と重ねて断じた。

 ただ、共産党と政権をともにすることはないという立場を掲げる立民にとって、政権選択選挙である衆院選で候補者をすみ分けたことは矛盾でもある。枝野氏は演説の中で、志位氏が用いた「共闘」という表現は一切、口にしなかった。

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