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白石容疑者「罪悪感なし」浮かぶ二面性 まじめな裏で違法行為、行動に計画性とずさんさ (1/2ページ)

 神奈川県座間市で9人の遺体が見つかった事件は白石隆浩容疑者(27)の動機や手口が徐々に明らかになりつつあるが、なぜ凶行を決意し9人も殺害したのかという事件の核心部分は見えていない。浮かび上がる白石容疑者の人物像や犯行様態には“二面性”があり、事件には不可解さがつきまとう。専門家は「厭世(えんせい)的気分の中で、相手が自殺志願者であることを理由に、あまり罪悪感を覚えず犯行を繰り返していた疑いがある」と分析している。 

 ■乏しい規範意識

 元同級生や元勤務先関係者、近隣住民ら白石容疑者を知る人らは、人柄について「まじめで物静か」「話の聞き役」「礼儀正しい」などと口をそろえる。社会を震撼(しんかん)させた事件を起こした犯人像のイメージは湧いてこない。

 一方、白石容疑者は高校卒業後、スーパーに就職するも2年余りで退職。職を転々とし、パチンコ店従業員や、女性を勧誘して風俗店に紹介するスカウト業などに従事していた。

 今年6月には、違法な売春店に女性を紹介したとする職業安定法違反罪で執行猶予付きの有罪判決が確定した。店から預かった女性の給与200万円を女性に渡さず、トラブルになった過去も判明している。

 これらの経歴からは、規範意識が低く、違法行為もいとわない人物像が浮かび上がる。

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