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金正恩氏が「オトナの動画」流行に敏感に反応している (1/2ページ)

 北朝鮮が、韓流をはじめとする海外コンテンツの密かな流行に警戒心を露わにしている。北朝鮮が建国以来、体制維持の柱としてきたプロパガンダが骨抜きにされかねないからだ。

 ■乱交パーティーを摘発

 北朝鮮では2000年頃から、中国を通じて韓流などの海外コンテンツが密かに流通し、多くの一般庶民、とりわけ青少年が影響を受けている。一方、北朝鮮当局は、このような海外コンテンツを見たり、流通させたりする行為を厳しく取り締まっている。一昨年5月には、韓流ドラマのファイルを保有していただけの容疑で、女子大生を摘発し、過酷な拷問を加えたほどだ。

 (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

 それでも、海外コンテンツの拡散は止まらない。

 なぜなら、北朝鮮の公営メディアが流すプロパガンダ放送がつまらないからだ。つまらないどころか、昨年には金正恩党委員長がスッポン工場を現地指導した際、管理不十分という理由だけで責任者を処刑し、さらに処刑直前の激怒の動画まで公開した。とても庶民が好んで見るようなコンテンツではない。

 (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

 海外コンテンツの拡散を警戒してか、3日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は「帝国主義の思想的・文化的浸透」を阻止しなければならないとする論説を掲載した。

デイリーNKジャパン
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